イ・クリーヴィ
フリウリよりまた一人、注目の造り手の『イ・クリーヴィ』のワインが到着いたしました!
現当主フェルディナンドは幼い頃から父親の仕事の関係でアフリカとイタリアに育った。
彼の父が仕事を引退するにあたり、それまで祖父らが小さな畑と家を構えていたコルモンスに移り住んだのが1990年初頭。
その時新たにコルモンス(畑名:Brazan)とコルノ・ディ・ロザッツォ(畑名:Galea)の畑を購入し、本格的にブドウ栽培と醸造を始めました。
畑はどちらも100年以上のもので、コルモンスにはトカイ、マルヴァジア、メルローが、コルノ・ディ・ロザッツォにはトカイとヴェルドゥッツォが植えられている。
中でもメルローは樹齢が100年以上という。
畑は石質土壌でミネラルを存分に含み、トリエステ方面からの風によって湿気とも縁遠く恵まれた地である。また古木が多く、根が地中深くにまで伸びているため、暑さによるリスクが少ない好条件にある。
畑では一切の化学薬品などを排除し、自然の状態でブドウは栽培されている。全ての作業は労を惜しまず手作業で行っています。
徐草作業の代わりに畑にヤギを放ち、草を食べさせているのですが、やはり雑草より、ブドウの葉のほうが美味しいようで、
「ブドウの葉を食べてしまって困っちゃうんだよ~」ということです。
そんな自然のサイクルの中で育まれる葡萄畑には、いまやトラクターが畑の中に入る余地がないほど。
土はフカフカで理想的な状態に保たれています。
畑の石質砂と硫黄を混ぜたパウダーと水に溶かした銅(ボルドー液から石灰を除いたもの)を年に1度だけ撒く程度。
醸造も非常に清潔に保たれたセラーで、温度管理などをせずSO2無添加で行います(瓶詰め時に少量添加)。
今回、入荷したのはトカイフリウラーノを主体に、少量のヴェルドゥッツォを少量ブレンドした『ガレア・ビアンコ』。
そしてヴェルドゥッツォ100%による『ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ』の2種類が入荷しております。
同じフリウリのラディコンや、ラ・カステラーダよりもより繊細で、都会的なエレガントさをもつ、『イ・クリーヴィ』のワイン!
新たなタイプのフリウリの白ワインはイタリア好きには気になるのではないでしょうか?
現当主フェルディナンドは幼い頃から父親の仕事の関係でアフリカとイタリアに育った。
彼の父が仕事を引退するにあたり、それまで祖父らが小さな畑と家を構えていたコルモンスに移り住んだのが1990年初頭。その時新たにコルモンス(畑名:Brazan)とコルノ・ディ・ロザッツォ(畑名:Galea)の畑
を購入し、本格的にブドウ栽培と醸造を始めた。畑はどちらも100年以上のもので、コルモンスにはトカイ
、マルヴァジーア、メルローが、コルノ・ディ・ロザッツォにはトカイとヴェルドゥッツォが植えられている。
中でもメルローは樹齢が100年以上という。畑は石質土壌でミネラルを存分に含み、トリエステ方面からの
風によって湿気とも縁遠く恵まれた地である。また古木が多く、根が地中深くに
まで伸びているため、暑さによるリスクが
少ない好条件にある。
畑では一切の化学薬品などを排除し、自然の状態でブドウは栽培されている。全ての作業は労を惜しま
ず手作業で行い、草はヤギが食べてくれるのでトラクターも畑の中に入る余地がない。その結果、彼の畑
の土は非常に柔らかくストレスのない土質になっている。畑の石質砂と硫黄を混ぜたパウダーと水に溶
かした銅(ボルドー液から石灰を除いたもの)を年に1度だけ撒く。石灰を混ぜると古い畑には負担がかかるらしく、敢えて混ぜないのだという。
醸造においても人為的工程排除することを心がけている。基本的にワインの成分を無駄にしてしまうフィルタリングは行わず、マセレーションは長期
に渡る。発酵、瓶詰めに関しても本来は酸化防止剤(亜硫酸)を使用せずに行いたい思いはあるのだが、現在はまだ僅かに添加をしている。
今後は、もっとナチュラルな味わいを求めて新たな醸造を試していくことになっているが、
ブドウの状態などを検討しながら徐々に進めていく。彼のワインの中で、今回はCorno di Rosazzo (畑名: GALEA)で栽培したブドウのみで醸造されたビアンコをセレクト。他方のワインBRAZANも非常に優れたワ
インなのだが、GALEAがそれ以上に複雑な印象と可能性を感じさせてくれた。
(輸入元資料より)
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