イタリアを代表する偉大な可能性を持った産地『エトナ』。
バローロやブルネッロと並ぶ可能性を持ちながらも、クオリティーワインの産地としてスタートが遅れたためこれらの産地にくらべて一歩出遅れてしまいました。
しかし、「テヌータ・ディ・トリノーロ」のアンドレア・フランケッティ氏やマルク・デ・グラツィア氏。
そしてフランク・コーネリッセン氏など、《エトナの可能性》を信じて畑を取得。
いま、「イタリアで最も注目を集める産地」となっています。
南イタリアの太陽がブドウに熟度を。
「高い標高」による寒暖差が偉大な酸味をうみだします。
色素こそ薄いですが、ピノ・ノワールに通じる香りと生き生きとした酸と果実感。
そしてそれを支える偉大な酸度を保つ火山性土壌で真価を発揮する偉大なブドウ『ネレッロ・マスカレーゼ』!
これらの要素が「エトナ」は特別な産地にしているんですよね。
その『エトナ』で小規模ながら素晴らしいワインを造る『ラ・カラブレッタ』。
「濃くて重くて・・・」
というイメージをもたれがちな、シチリア島で造られるワイン。
そんなイメージを完全に払拭してくれる、偉大なポテンシャルをもつワイン産地エトナ、「ラ・カラブレッタ」の『エトナ・ロッソ』。
エトナ火山といえば、あのフランク・コーネリッセン氏もそのポテンシャルを見抜き畑を求めた、偉大な可能性を秘めたワイン産地。
そしてブドウも、エトナの固有の品種で一説ではピノ・ノワールの亜種とも言われる『ネレッロ・マスカレーゼ』が使用され、重く濃い、そしてやや単調なイメージがあるネロ・ダーヴォラとは異なり非常にエレガントな酸と複雑味、そして程よいタンニンを持ち、ネッビオーロ、サンジョヴェーゼにも匹敵する高貴なブドウと評する専門家もいるほど高く評価されています!
強いミネラル感と、タンニン、酸味はまるで本当に上級のブルゴーニュなどを思わせるほどです。
カラブレッタ家により、年間12000本のエトナDOCのみが生産される。畑はエトナ山の麓、標高700-800mの南向きの斜面にあり、土壌は火山岩質。フィロキセラの被害を受けなかった畑で、ブドウの木の平均樹齢は70-80年。品種はネレッロ・マスカレーゼ100%。整枝方法はアルベレッロ・ナトゥラーレを採用。グイヨなどに比べると、畑にトラクターが入ることができないのですべての作業を手で行なわねばならない。しかしながら夏の強い日差しをブドウに直接当てるのを避けるには葉が木全体を覆う必要があり、そういった意味でも地域に適合して残った手法であるといえる。1日の寒暖差が激しいことや、乾いた風がよく吹くことで農薬類を使わなくても病害虫の発生を抑えることができ、この地域をよりブドウ栽培に適した場所としている。5日間のマセレーション後、醗酵中の温度管理もほとんどすることなく(ワインが30度以上になった場合には30度まで温度を下げる)出来上がったワインを14ヶ月大樽で寝かせる。 樹齢の古さや低収量に由来する高い凝縮性に、標高などに由来するそれを支えるだけの偉大な酸が、このワインを他のシチリアのワインとは全く異質のものとしている。
(インポーター資料より抜粋)
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