トスカーナを代表する銘酒『ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチアーノ』。
この「ヴィーノ・ノビレ」の生みの親である『ファネッティ』が10年の熟成を経てリリース!
2007年の『リゼルヴァ』が入荷してまいりました!!
「モンテプルチアーノの高貴なワイン」と名付けられたこのワイン。サンジョヴェーゼ・グロッソから造られます。サンジョヴェーゼ・グロッソといえば「モンタルチーノ」では『ブルネッロ』と呼ばれ、あの「ビオンディ・サンティ」によって生み出されたブドウ品種。
そしてビオンディ・サンティこそが『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』の産みの親として広く知られています。
モンテプルチアーノでは、このサンジョヴェーゼ・グロッソは、「プルニョーロ・ジェンティーレ」と呼ばれていますが・・・。
さて、この地のワインを『高貴なワイン』と名付けたのは誰でしょうか?
そして「プルニョーロ・ジェンティーレ」と名付けたのは??
はい、今回ご紹介する『ファネッティ』の当時の当主「アダモ・ファネッティ」によって1921年に名付けられたものだそうです!
彼らの存在は、ノービレの始祖という事以上に、
「当時のワイン造りを何一つ変えることなく現在まで大切に守ってきた」という点を賞賛して頂きたいです!!
現在はアダモの孫娘に当たるエリザベッタによって、農園全体の運営を含め、ブドウ栽培、ワイン醸造を行っています。
彼女の農園は、祖父より受け継がれ、この土地に暮らす者皆よって守られてきたといえる。畑での作業では、肥料は基本的に使用せず、農薬についても極力使用しない、手作業中心の栽培。
醸造については、さらに徹底した昔ながら手法をつづけ、6000Lを越える大型のセメントタンクにて2週間ほどのマセレーション。
当然のことながら温度管理や酵母添加はなし。
熟成はモンテプルチアーノの町の地下深く続く、トンネルのようなカンティーナにて。昔から使い続けている大樽(30年、古いものは60年以上現役の樽もあるという話)での長期熟成。
「本来のノービレは最低でも4年(48か月)は大樽で時間を過ごさせ ないとサンジョヴェーゼの持つ本来の香りは出てこない。だから 私たちの造るノービレは現在のDOCGの基準だと、すべてが リゼルヴァと表記することになってしまっている。」
そう嘆くエリザベッタ。
祖父の頃より変わらない6年間というサイクルでリリースされる彼女のノービレは本当に素晴らしいものです・・・。
そして過去のヴィンテージについても、膨大なストックがあるのだそうです・・・。
前日、ご紹介した2005年の『ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ』に続き2007年の『ヴィーノ・ノビレ・リゼルヴァ』が入荷してまいりました!
今回のボトルもカンティーナの地下に眠っていた膨大なストックより、リリースされたもの!
ロッソ以上に深み、複雑味があり本当に素晴らしい!
ヴィーノ・ノビレらしい柔らかさもあり非常に魅力的なワインなのです!
「本当に美味しいサンジョヴェーゼが飲みたい!」
「でも、強いだけではなく、しっかりと旨味が前に出たクラシックなものでしかも飲み頃のものが!!」
という、本当にピンポイントをついた「今、ベストの状態」のワイン!
イタリアワインの美味しさが詰まったこのワイン、かなりヤバいです(笑)