ローヌで最も尊敬を集め、クラスマン、アドヴォケイトなど世界中から圧倒的な最高評価を得る、偉大な生産者「ジャン・ルイ・シャーヴ」!
「エルミタージュのミュジニー」とパーカー氏に言わしめ、リリース当初から175ドルをつけるほどの絶大な人気を誇る【ローヌの宝石】ともいうべき「エルミタージュ」が当店にも入荷して参りました!
シャーヴがドメーヌとしてリリースするのは、基本的に赤と白のエルミタージュだけ。(特別な年のみスペシャルキュヴェがリリースされています)
赤は2000ケース、白は1200ケースほどと、世界から渇望されていながら、生産量はごく僅かです・・・。
シャーヴはバリエーションに富んだ区画を所有していますが、そこで有機栽培でブドウを育成し、遅摘みで収穫。
そして、それぞれを個別に500年前から代々受け継いだ伝統的な手法で醸造、熟成します。
その中からすぐれたキュヴェだけを「エルミタージュの魔術師」とよばれるその熟練した手腕で、「エルミタージュ」にふさわしいブレンドを行います!
驚くことに、ただでさえ低収量、厳しい選別を経ている少量のワインは、必要な分量のみブレンドに使われ、残りのワインはなんと『すべて売却』!よって生産量も僅かで、日本への入荷もほんとうに少量。
『
エルミタージュの魔術師、ジェラール・シャーヴは絶好調である。
質の面では既に最高レベルに達しているが、さらに絶え間なく、赤白両方のワインを向上させ続けている。
息子のジャン・ルイは、鋭敏で活動的な人物である。現在のところは彼は一日中父親の側で働いているが、このドメーヌの発展を"過去の栄光"に
してしまうことはない。
シャーヴ親子はテュルクハイム(アルザス)のレオナールとオリヴィエ・ウンブレヒト同様、フランスワイン業界において最も有能な親子である。
彼らのドメーヌはローヌ右岸のモーヴにあり、そこで優れたサンジョセフを造っているが、ブドウ畑の大部分はエルミタージュにある。その土地区画の状況を見
ると、このクリュの地質や日照がヴァラエティーに富んでいることがよくわかる。
まず、格調高く気品ある赤を産する花崗石質で、理想的な日照条件にある「レ・ブサール」に始まり、繊細でアロマに富んだ白に適した「ペレア」のような砂土
の丘に至るまで、非常に幅広いのである。どの区画も細心の注意を払って耕され、
常に遅摘みである。シャーヴ親子はこのさまざまな土地からできるブドウを、どれもが異なるワインをつくるがごとく別々に醗酵、熟成させる。
だが、彼らは、赤白ともにこの中の最良のワインをエルミタージュという1つの名前のワインをつくるために熟練した技術でブレンドする(残りはそのまま売り
に出される)。この気高き主義の唯一の例外はキャトラン名仕込みの赤で、ある年にだけ造られる。このワインは通常のワインよりも豊潤で濃密なスタイルを持つが、特に繊細さや複雑性があるというわけではない。このワインはエルミタージュすべてのワインの中でも特にバランスが取れていて、荒削りな力強さやタンニンのストラクチャー、樽香などが目立つことは決してない。それとは反対に、繊細さやバランスのよさがすぐに引き出され、熟成とともに奥行きと力強さを増していく。』
クラスマン2004年より
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