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ファブリス・ヴィゴー Fabrice Vigot


新世代のヴォーヌ・ロマネの造り手の中でも、最も目が離せない造り手の一人『ファブリス・ヴィゴー』。


この『ラ・コロンビエール』、ファブリス・ヴィゴーのワインの中でも個人的には最も気に入っているキュヴェ。


スケールの大きさはグランクリュの『エシェゾー』には譲りますが、味わいの肌理の細かさ、そして質感の美しさは素晴らしいの一言!
引き締まったミネラルと優美な味わいは、上質なヴォーヌ・ロマネというより、少しシャンボール・ミュジニー的な雰囲気すら感じてしまう程です。




当主のファブリス・ヴィゴーがワイン作りを始めたのは、1990年から。
それまで、ドメーヌを運営していたお父さんが亡くなり、まったくワインを造った経験のないゼロからスタートしました。


もちろん、最初はうまくいくはずもなく、過度に凝縮感のあるスタイルのワインを造り続けていたのだそうです。


それを見かねたのが、お隣にお住まいのブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」!
ブドウの栽培から、醸造まで助言をしファブリス氏も素直に実践し、約10年の歳月を経て、いまではヴォーヌロマネでも屈指の実力を持つ生産者となり、アンリ・ジャイエ氏からも『良いワインになった』とお墨付きが出る程のワインを生み出しています!



運が良いことに、ファブリス・ヴィゴー氏のお父さんが、管理していた畑は樹齢が60~70年という非常に素晴らしい畑!
現在ではリュット・レゾネ農法を採用し、なるべく畑で薬剤を使用せず、醸造も自然に人為的な介入をせず行っています。




まだ若いヴィンテージということもあり、熟成したアンリ・ジャイエのワインのような圧倒的な芳香があるという感じではありません。


ですが、ブルゴーニュを飲みなれた方なら、非常に素直でやや控えめながら品格を感じさせる香り(といってもかなり香り高いです)、そして味わいの奥にしっかりとした可能性ともの凄いポテンシャルを感じとっていただけると思います。




1990年に当主となったファブリス・ヴィゴ氏が栽培から醸造までを一切取り仕切る、ヴォーヌ・ロマネ村期待の新進気鋭のドメーヌ。当主となった頃はまだ若く、出来うる限りの技術を駆使して凝縮を主眼としたワインを造っていたが、ある日転機が訪れた。10年程前に、近所に住む伝説の醸造家アンリ・ジャイエ氏がヴィゴ氏の蔵を訪れ「もっと自然に忠実な心地よい果実味のあるワインを造りなさい。醸造段階であまり手を加えすぎると良くない」とアドヴァイスし、熟した果実の良さとテロワールを素直に生かしたワイン造りを行うようになった。

しかし、現実的にスタイルの変更は、大いなる困難を伴う大改革だった。健全で完熟した葡萄を得るためには土壌を改良する必要があり、10年前から取り組んだリュットレゾネの成果が出てきたのは3年前ぐらいからだという。栽培面積は合計で5ha、うちヴォーヌ・ロマネが2.57haと大半を占める。中でもエシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・コロンビエール、ブルゴーニュ・リュテニエールは60年以上前に植えられた葡萄木から造られる。圧倒的な低収量によって味わいに素晴らしい深みのある余韻を与えている。

栽培面積は合計で5ha、うちヴォーヌ・ロマネが2.57haと大半を占める。中でもエシェゾー、ヴォーヌ・ロマネ・コロンビエール、ブルゴーニュ・リュテニエールは60年以上前に植えられた葡萄木から造られる。圧倒的な低収量によって味わいに素晴らしい深みのある余韻を与えている。





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