インドミティ Indomiti
2018年、シモーネ・アンブロジーニが設立したワイナリー。
ワイナリー名のIndomitiインドミティとは、「不屈な」とか「服従しない」を意味する言葉です。
誰にも束縛されず自由にワイン造りをするというシモ-ネ・アンブロジーニの強い想いが込められた言葉です。
シモーネは「遊牧民」、現代で言う「ノマドワーカー」、「ノマドワーキング」のように、毎年異なる生産者のセラーを転々としています。
2019年と2020年はサウロ・マウレ(イル・カヴァッリーノ)のセラーを間借り。
2021年からはヴィチェンツァ近郊のBuganoブガーノの集落にあるワイナリーの醸造所を間借りしています。
1992年生まれのシモーネは、高校卒業後世界の果てまで旅をしたいと思い、丸1年をかけてオーストラリアとニュージーランドにまで旅に出ました。
旅の間は単純な労働者として農業に従事していました。
シモーネは、旅の終わり、ニュージーランドの家族経営のワイナリーで働いたある日、今でも彼自身説明できない感情に襲われ、ワイン造りを自分の人生の道とすることを決めたのです。
イタリアに戻ったシモーネはトレント大学とウディネ大学で醸造学とブドウ栽培を学びます。
その後トレンティーノやアゼルバイジャン、モンタルチーノ、ブルゴーニュ、ヴェネトなどの様々なワイナリーで研鑽を積みました。
そして、26歳の時に自分自身でワインを造ろうと決断したのです。
しかし、ブドウ畑もセラーもトラクターも何もなく、彼に言わせると「完璧なスタートでした」。
そこで、彼は畑とセラーをレンタルしてもらえないか、周辺の色々な生産者を訪ねて回ったのです。
程なく、生まれ故郷であるヴィチェンツァ近郊のコッリ・ベーリチ地区Arcugnanoアルクニャーノの村のLago di Fimonフィモン湖を見下ろす2.7ヘクタールの古木のブドウ畑を借りることができたのです。
こうして、2018年から、「インドミティ」のプロジェクトがスタートしました。
アンブロジーニは当初からテクノロジーや化学を排した可能な限りアーティザナル(職人的)な方法でブドウを栽培したいと考えていました。
彼の家族は全く別な仕事に就いていることもあって、彼は長靴と剪定バサミとミニトラックを改造したトラクターだけで、たった一人でブドウ栽培を始めました。
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