ティトズ・アデガ Tito's Adega
ある修道士がピコ島に到着し既にいた島民に耕作地を要求した際に、「これだけの広さがあれば十分だ」牛一頭分のなめし皮を差し出した。
島民の了承を受けると、修道士たちはその牛の皮を細長く切り、長いひも状にし、それで囲えるだけの20aの耕作地を手にした、というものである。
ティトズ・アデガ(=ティトのブドウ園)の生産するワインのブランド名:A Cerca dos Fradesとはこの逸話に由来する。醸造所の設立者であるティト・シルヴァにとって、祖父が所有していたブドウ畑での家族総出での収穫の光景は大切な原風景であり、2015年からその畑の修復に着手した。
テランテシュ・ド・ピコ、アリント・ドシュ・アソーレス、ヴェルデーリョのピコ島の地品種を選び、畑を再整備して3ha植樹。
醸造家にはアソーレス諸島の複数の島でのワイン造りに関わり、アソーレス諸島ワイン委員会の会長の職にも着いていたパウロ・マシャドが担当。ワイン造りの面でも、政策面でもアソーレス諸島のワイン文化の再興に努めた人物で、ピコ島ワインの復興の多くの局面に関わってきた。
古い石垣の畑を再興しての栽培なのでブドウの樹齢は若いが、それを補って余りある畑のポテンシャルを、シンプルな醸造で忠実にワインに表している。
(輸入元資料より)
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