ドメーヌ・セロル Domaine SEROL
い場所にあります。花崗岩の岩脈の上に位置する標高の高いこの場所では、ガメイが最高の地位を占めており、ドメーヌの無数の単一区画は場所のニュアンスを表現し、非常に魅力的なワインを生み出しています。
17 世紀にまでその歴史を遡ることができる家族経営ドメーヌで、現当主であるステファン・セロルが 1996年にドメーヌを継承。AOCコート・ロアネーズにこだわり、最良と思われる斜面に新しく区画を開くなどし、継承時のドメーヌの耕作面積は12ha余りでしたが、現在の耕作面積は35haとなっています。
ステファンの妻キャリーヌは、この地のテロワールの優位性を高め保全していくため、栽培法をビオディナミへと転換。これにより、ブドウを病虫害に対し耐性を持たせつつ、自然のサイクルを最大
限尊重することでこの特徴的なテロワールを更に高みへと引き上げようとしています。なおドメーヌは、biodyvin とフランス農業省のビオ認証を取得しています。
このドメーヌでは、地元で栽培されているガメイ・サン・ロマン(ガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブランの一種)に力を入れており、標高が高く、様々な日射条件を持ついくつかの区画に、1ヘクタールあたり
9000本のブドウを密植しています。ガメイ・サン・ロマンは、一般的に栽培されているガメイ・ノワールに比べて、房や果実が小さく、ミルランダージュが起こりやすい傾向があります。これはしばしば、果実のより凝縮した表現につながります。
ステファンは、父のセラーを拡張して近代化し、各区画をセメントタンクで別々に醸造できるようにしました。これにより、それぞれの区画の条件に適応し、個々のキュヴェの中にその特徴を完璧に表現させています。 「Guide Bettane + Desseauve」2020年版では二つ星。「ル・ヴュ・ド・ヴァン・ド・フランス」誌が発行するフランスワインのガイドブック「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」の2022年版でも見事に二つ星を獲得した実力派。近年フランス国内での人気が非常に高まっています。
三ツ星レストランであるトロワグロとも親交が深く畑を共同所有するほどの間柄です。
間違いなく、コート・ロアネーズを代表する生産者です。
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