エセンシア・ルラル Esencia Rural
《スペインワインが来る!》と言われていますが、いつも流行に上手に乗れない(葡萄酒蔵ゆはらは「乗らない」のではなく、いつもうまく「乗れてないのです」・・・)当店。
きっかけがなくズルズルと月日が過ぎておりました。
そんな中、いつもおいしいワインをご紹介してくださる輸入元ラシーヌさん新着ワインの案内の中に、とてもお値打ちな「箱ワイン(バックインボックス)」が・・・。
「ちょっと試しに」という感じで一ケースづつ仕入れてみました。
そんな中に登場した「3リットルの箱ワイン」。
日々、ワインを開け続けている僕。
試飲の膨大なウエイティングリストがあり、この3リットルのワイン(赤白合計6リットル)を飲みきる自信はない・・・。
というわけで、仲良しのワインバーのオーナーに買ってもらって、そのうえ飲ませてもらったのですが、これがビックリするほどちゃんと美味しい・・・。
3000mlで、税込3,000円強・・・。
という事はボトル換算で、750円ちょっと・・・。
「いや~、このワイン、コストパフォーマンス高いね~♪」的な上から目線の批評家的な感じでは無く、普通に美味しく、普段の家飲みには十分以上の味わい!
そして低価格ワインにありがちな体への負担の無さには驚いて頂けると思います!
作り手は『エセンシア・ルラル』。
スペイン中央部、ラマンチャに49ヘクタールを所有するワイナリー。
ブドウ畑はすべて自社畑で、すべての畑でビオディナミを実践している作り手。
今回の「箱ワイン」はスペインを代表する品種、白の「アイレン」と黒の「テンプラニーリョ」の2種類。
アイレンはスペインのブドウ栽培面積でも最大の面積を誇り、世界レベルでみても最大の栽培面積を誇る白ブドウ品種!
センシベル(テンプラニーリョ)とブレンドされ、軽い赤ワインに仕上げられたりもするそう。
このワイン、なかなかに侮れない、凝縮感もしっかりあり中々にポテンシャルが高い!ちょっと高めの温度の方が実力を発揮すると思います。
そして素晴らしい「テンプラニーリョ」、スペインを代表する黒ブドウから造られるこのワインは素晴らしい飲み心地です・・・。
ワインはすべて、野生酵母で発酵させられ、SO2の添加も僅か。
もちろん、驚くほどの個性を持っている、というレベルのワインでは有りませんが、この内容でこの価格なのか・・・、と十分に驚いて頂けると思います。
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【ドメーヌについて】
ドメーヌ創業年: 2002年
ドメーヌ解説:何世代にも渡りブドウの栽培やワインの醸造を行い、地元のマーケット向けにブレンド・ワインを造ってきた。1994年より輸出用にワインを造り始め、2002年にはマーケットにおいて独自性とブランドを打ち出すため、エセンシア・ルラルという会社を設立した。
醸造責任者ラファエル・ルセンドは醸造学と化学を専攻し、栽培責任者のフリアン・ルイスは代々続く伝統的な栽培法を実践しながら、生態系に配慮したビオディナミや自然農法を、複数の場所にて学ぶ。人の手を極力加えない農法でワインや農作物を造り出すことを大切にしている。
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