アグリコーラ・リュイット・リミタダ Luyt Limitada (チリ)
ルイ・アントワーヌ・リュイットが生み出すワイン達は、まるで上質なフランスワインを飲んでいるかと錯覚するほど。
衝撃のデビューを果たしたチリの『リュイット・リミタダ』。今までの「チリワイン」のイメージを覆す程の衝撃のワイン達・・・。
南半球のワインからくる味わいのイメージからはかけ離れ、洗練された驚くべき味わいでした。
そして、「新酒」的な位置づけとなる、「ピペーニョ」シリーズの圧倒的なクオリティに対するお値頃感・・・。
某インポーターのバイヤーをして、『リュイット・リミタダは黒船』『あれには太刀打ちできない・・・』と白旗を上げるほど、他のインポーターにとっては衝撃だったようです。
昨年の晩秋、ラシーヌさん事務所で行われる恒例の新着試飲会での事でした。
新着ワインの試飲が一通りおわり、さて帰ろうかなと思ったところで、ラシーヌの代表の塚原さんから手招きされました。
「上に、今度はじめるワインがあるから・・・」と5階の事務所に招かれました。(試飲会はいつも一階の試飲ルームで行われるのです)
そこでまっていたワインというのが、なんと『チリワイン』!
今度、ラシーヌさんでチリワインを始めるとの事。「チリワイン」というと、どうしても「安くて、でも濃さがあって」というイメージ。正直、「ラシーヌ」が扱うイメージがどうしても湧いてきませんでした
塚原さん、合田さんはフランスでこのチリのワインを試飲し、そのクオリティに驚き、はるばる現地のチリまで飛んだのだそうです。
塚原さんとワインについて説明を聞きながらマンツーマンでテイスティングさせて頂きました。
正直、最初は半信半疑でしたが、最初の一本目、一口目を口に含んだ今までのチリワインのイメージがガラガラと崩れる音が(笑)
味わいはフランスのヴァンナチュールに通じる雰囲気。しかし、「チリ」という恵まれた土地と気候を味方につけ、ブドウのレベルの高さ。太い余韻と重心の低さを感じさせてくれる素晴らしいものでした。
「チリワイン」に共通してみられるあのユーカリのような香りがまったくなく、スルスルと飲める驚くべきワイン達でした。
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当主のルイ=アントワーヌ・リュイット氏はフランス人。独立間もないフィリップ・パカレやルイ・ジャドで醸造の研修。その後、ボーヌの醸造学校に通い、マルセル・ラピエールで8年にわたり働いたリュイット氏。
22歳に初めて訪れ、魅せられたチリにワイン造りのためにわたります。
2006年にはチリでドメーヌ『クロ・ウヴェール』を始める。2010年の地震により一度はドメーヌの閉鎖を余儀なくされるも、強い信念のもとに再起し、現在に至ります。
哲学: Faire meilleure avec tres bon raisin d’ici avec du bon prix.
Tout le monde gagne!
この土地のブドウから最高の仕事をして適正な価格のワインを造る。皆が必要な分だけもうけを手にする。
今回もすぐに完売が予想される『リュイット・リミタダ』!
「どうせチリワインでしょ?」
と、思っている方にこそ飲んでほしい驚くべきクオリティのワインです!
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