チロ・ロッソ・クラシコ[2021] テヌータ・デル・コンテ
主力となる赤ワインであり、際立った個性を放つチロ・ロッソ。10月以降に手摘みで収穫した葡萄をステンレスタンク内で自然酵母による発酵。清澄作業は行わずにステンレスタンク内で24ヶ月間、ボトリング後瓶内で7ヶ月間熟成を行います。ステンレスタンク熟成とは思えない複雑味と深みを持ち、抜栓後も長く美味しさが続きます。ややレンガ色をした美しい外観。
"コメント"
今回もテヌコンならではの風格がありがっしりとしたガリオッポ。シックで男性的と言えるかもしれません。その雰囲気はこれからの秋冬の味覚に合わせてくれよ、と言わんばかりの味わい。前年よりも果実の柔らかさというか甘味が味わいの中心に存在してくれているので、骨格のあるタンニンがあまり気にならなくなっています。ネッビオーロと少し似た骨格とカラブリアらしい熟した熱量のある果実のエキス感が見事に溶け合っていました。
イチジク、モカ、ダークチョコ、ラム酒のような酒質の高い香りは官能的で良い料理を食べたくなります。ガリオッポは本当に興味深くこちらの予想を超えてくる品種であり、テヌータ・デル・コンテはその可能性を引き出してくれています。
(輸入元資料より)
| 商品名 | CIRÒ D.O.C. ROSSO CLASSICO SUPERIORE / Tenuta del Conte |
|---|---|
| 容量 | 750ml |
| 国/地域 | イタリア/カラブリア |
| タイプ | 赤 |
| ブドウ品種 | ガリオッポ |
「2024VTはとても暑い年で、1年通して雨が降りませんでした。暑さと干ばつのため8/15頃から収穫を始めなければいけませんでした。これは、10月に収穫を始めるチロの地において、歴史的な出来事でした。私はこのような状況の中でも、熟したブドウを正しいタイミングで収穫することによって最善を尽くすよう努力しました。暑いVTであったことはチロ・ビアンコで特に影響を感じますが、良い酸が備わっています。マーニ・コンタディーネは、重く甘ったるいワインにならないよう、マセラシオンの時間を短くすることでとてもバランスの取れたワインになっています。その結果、通年のマーニ・コンタディーネに比べて淡い色合いに仕上がっています。」
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