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IGTウンブリア マルゴ・フィエロ・ビアンコ[2022] カンティーナ・マルゴ

2022年はさらに洗練された味わい。サラっとした感覚で飲み心地よく、後味がすっきりしているので軽やかに感じます。 ミネラル感もありお野菜と相性がよく、いろいろなお食事にも良く合います。

ルージュ・ゴルジュ[2022] ムーラン・ド・ラモー

オーヴェルニュのガメイをノンフィルター、SO2無添加で仕上げました。フレッシュで華やかな香りのあるフルーティーなワインですが、非常に奥行きがあり舌に染み入るような旨味が特徴です。

VINAYAKI ヴィナヤキ(ボナルダ)[2016] フラテッリ・エレファンティーニ

フラテッリ・エレファンティーニが上陸!アイラーヴァタは繊細で、緻密な構造とパワフルさが共存したスタイルは偉大なバルベーラの風格です。アーティストAYUMI TAKAHASHIのラベルもとても素敵です。

ブリケット[2022] カーサ・コステ・ピアーネ

グレラ(プロセッコ)主体にリースリングとヴェルディーゾを混ぜて造られる瓶内二次醗酵発泡性ワイン。リースリング種由来の厚みのあるミネラルと豊かな芳香が綺麗なスパークリング。日々心地良くしみわたるこの小さく偉大なワインです!

リル・ルージュ L'ile Rouge

ワインメイカーのアントナンは声の小さい、無口な男だった。

ボルドーの街から1時間ばかり南に下ったリュガッソンという小さな集落、フランス南西特有の古く、赤茶色に荒廃した建築が残るこの地にリル・ルージュのドメーヌはあった。時間が止まってしまったような、しんとした村だ。彼の他に住人はいるのだろうか。
奇妙なほど人間の気配がない。昨晩までの雨が地面をじとりと湿らせた、うす暗い朝だった。どろんと白い霧がかかったぶどう畑と、物憂げな雰囲気のアントナン。
よりによってこんな日に来るなんて、とその表情は語っていた。
ぬかるんだ粘土質の畑は歩くのも一苦労だった。しかし春先、午前の霧は悪い兆候ではない。不思議だけれど、朝霧がでると午後は必ず晴れると決まっている。少しずつ陽が差してくると、ぼくも彼も調子を取り戻して、4月にしては育成の早い、若いメルロの樹々を眺めた。

これだけ湿度があると、夏は徐葉大変でしょ、というと、とんでもない、とアントナンは言った。
メルロのなめらかなタンニンを造る果皮や種のフェノールは葉の光合成がもたらす。葉を落とすと特に種の熟しが甘くなってしまうのだという。

比較的高原に位置するリル・ルージュの畑は、正午過ぎから西陽が差すまで毎日強い風が吹く(霧はあっという間に消えてしまった) ボトリティスの心配はない。
5ー10年の若いメルロが中心で、一部カステットと呼ばれる南西部の古来品種も育てている。30歳を過ぎてから実家のぶどう畑を継いだアントナン。
それまではマダガスカル島でえびの養殖メーカーに勤めていた。ところで日本のえび養殖技術は世界トップらしく、その素晴らしさと業界貢献度についてアントナンは嬉々と早口で喋った。ぼくは適当に相槌を打ちながら (日本人が皆えびに精通しているわけではない、という事実に彼は少し傷ついたようだった) マダガスカル島の青い海と、そこで養殖される白く美しい、無機質な表情をしたえび達のことを考えた。結局えびにそこまでの情熱を見いだせず、かつどうみても大企業向きな人材ではなかったアントナンは早々に会社を辞め、代わりに現地で出会ったガールフレンドを引き連れて実家に帰ってくるなり、元々あった大量生産用のぶどうをひっこ抜き、2015年から自身のドメーヌとしてワイン造りを始めた。

彼の目指すワインはシンプルだ。何も足さず、引かず。
いわゆるヴァンナチュールの思想だけれど、同じような造り手との交流というか、友達は全然いない。自然派のサロンや展示会にも出たことがない。
たしかに社交的な男ではなかったし、声も小さかったけれど、よく考えたら声のでかい、社交的な男なんかよりはまあ好感がもてる、などとも思った。
試飲しているとき、おじさんもワインやっててさ。とアントナンが言い始めたのでへえ、と聞いていたら、ポムロールでワイン造ってた。というのでふうん、と言ったら、ムエックスで醸造長やってた。
などと続けるのでえっ、となって、もう辞めちゃったんだけどペトリュスの。というところでぼくは彼を制した。
ジャン・クロード・ベルーエ。
伝説の醸造家だ。ペトリュスは勿論、トロタノワやベレール・モナンジュなど、完璧な舌触りをもつ“ボルドーのメルロ”を世界に向けて再定義した人物。知らないほうがおかしい。おじさん?
曰く、ベルーエさんは引退後故郷のバスクでのんびりしつつも、暇なのか甥っ子であるアントナンのセラーをしょっちゅう訪ねてはちょっかいを出してくるのだという。
すごいじゃん、というと、またしても、とんでもない、とアントナンは言った。たしかに想像してみたらとんでもなかった。何せ相手は伝説である。とてもやりづらい。
亜硫酸は使わない、といったら怒鳴られたらしい。 (自分のワインなのに、可哀相なアントナン) それでもムエックス流の抽出術や、タンニンの処理など、
じつにベルーエさんのエスプリとしか言えないテクニックの数々にはいつも驚きと、リスペクトがあるという。リル・ルージュのワインが若樹にも拘わらず驚くほど滑かな口当たりを手にしているのは、
多分にベルーエさんの影響があるのではないかと思う。エキノクスはブルゴーニュのように長い醗酵期間を経たワインで、オフ・フレーヴァ―は皆無、ナチュラルな風味と紫色の果実が綺麗に溶け込んだ
ボルドーワインの新しいステージともいえる味わい。年生産は1万本と少し。
(輸入元資料より)
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ピックアップアイテム

アシディティ・ヴィーノ・ロザート・フリッザンテ[2022] カンティーナ・マルゴ

3,762 円
年を追う毎に驚くべきスピードで進化するカンティーナ・マルゴ。マルゴのフリッザンテの『ACDT』から新しくロザートがリリース!ロックバンド、AC/DC風のラベルが楽しい、飲み心地抜群のフリッザンテ。お花見にもおすすめ!

キャンティ・クラシコ[2020] オットマーニ

3,267 円
オットマーニ・キャンティ・クラシコの最新ヴィンテージが入荷しました!キャンティ・クラシコの典型的な「キャンティ・クラシコ」らしさをお楽しみいただけます。

ピンク・フィジー[2022] グロウ・グロウ

4,554 円
ドイツのナーエ地方でドイツのナーエ地方でカール&ポーリン・バウムバーガー兄弟によって運営されるプロジェクト。ジューシーな赤い果実味とともに心地よい酸を感じられるバランスがとれたワイン。アルコールが11%と高くなくスッキリさっぱり飲めるワイン。

シードル[2022] トーマス・ニーデルマイヤー

2,673 円
ゴクゴク飲みすすめちゃう美味さのシードル。
トーマス・ニーデルマイヤーの畑の一角にもリンゴが植わっており、そのリンゴから自家消費用に作っている「シードル」を分けて頂きました。生産量極僅かなので入荷量も少量となっております!

アナトリーノ[2022] カルロ・タンガネッリ

3,762 円
アヒルのラベルで大人気!飲み心地抜群の白ワイン。エレガントで美しい質感。果皮のビターさは穏やかですが果実の中の充実感はしっかりとコク深く、余韻にほんのりと甘い雰囲気です。

エレ・ダンス[2022] レ・ボワ・ペルデュ

3,762 円
鮮やかで、はつらつと元気なロゼ。軽快なロゼというよりは、淡い赤ワインに近いような密度の高いワインです。色調も深く、果実味も豊かで生き生きとした味わい。チャーミングさもありつつも赤系果実の熟した風味は、艶やかさも感じます。これからの季節にピッタリ♪

レイジー・ワインメーカー カベルネ・ソーヴィニヨン2021  クォーサーワインズ

2,376 円
クリコ・ヴァレーでオーガニック栽培している単一畑の自根のカベルネ・ソーヴィニョン。深みのある濃い紫色で、熟した赤い果実、グリーンペッパーなどのハーブ系のアロマ。フレッシュでフルーティ、ラズベリー、甘草、ダークチョコレートのフレーバーがあります。少し冷やしても美味しく召し上がれます。

エッシャープ・ディ・ガルン ロット2(NV) アンドレ・ロレール

3,564 円
キュヴェ名は、アルザス語で「ジュ・テーム」(愛してる)。リースリング’21とオーセロワ’21の比率がより多く、’21の特徴である酸がしっかりと存在するよりフレッシュな味わい。

【*】本枯節と真昆布の白だし 400ml タイコウ

3,100 円
かつお節屋が納得する白だし!タイコウの本枯節に、大阪の老舗昆布問屋『こんぶ土居』の2年栽培の白口浜真昆布をふんだんに使用し、日本で最も贅沢な白だしが完成しました。こちら1本で、日本料理のお椀が完成するように仕上げております。