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イ・パードリ[2006] ラ・ストッパ

2006年は素晴らしい天候に恵まれた年という事で、果実感が強く、スケール感UP!凝縮感があり黒糖のような香ばしい香り。最終ヴィンテージですのでぜひ!

フリウラーノ・サン・ドリゴ[2018] デニス・モンタナール

フリウリ的な味わいながら、ラディコンやダリオなどとは全く異なる味わい、個性的だがやさし~い!信じられないポテンシャルを持っています。

プラルアール[2016] イル・チェンソ

カタラットを2週間以上皮ごと醸した、しっかりとした深みと真の強さを持った白ワイン。『黄金色』の意味を持つ方言から名付けられたプラルアール。しっかり白好きにおすすめ。

オルフェオ[2017] ルイージ・テッチェ

タウラージの造り手『ルイージ テッチェ』2017年の酷暑でリリースの難しかった全てのワインをブレンドしたのがオルフェオ。凝縮した果実味がありつつ爽やか。ちょっとシュワシュワしてます。

エクストラ・ブリュット[NV] ゴッセ

シャンパーニュで最も古い歴史を持つメゾン。葡萄本来が持つ自然な酸とピュアな味わい。きめ細やかな酸味とミネラル感のバランスが独自の旨味を引き出します。

ホーム > 産地で探す > フランス > ブルゴーニュ > 本拠地 ボージョレ、マコネ、その他 > ドメーヌ・ルフォー (Domaine Lefort)

ドメーヌ・ルフォー (Domaine Lefort)


ブルゴーニュと言えば多くのワインファンを魅了してやまない銘醸地の中の銘醸地。明確に格付けされた畑のヒエラルキー構造とクラフトマンシップを発揮して、一人(もしくは少数)の人間がイニシアティブをとってワインを手がけるというロマン。この人と畑が織りなす物語に多くの人が魅了されています。

率直に言って、かつて私(スタッフ藤木)もその一人でした。

ドメーヌ、畑、ヴィンテージ。ひとつひとつの要素がワイン選びの楽しみであり、またブルゴーニュという大きな枠組をおぼろげながらも理解を深めていく事に好奇心を強く刺激されていました。

しかしながら、年々高騰する価格と人気ドメーヌや人気ワインの入手の困難さから、ある時突然この熱病から覚めてしまいます。

「確かにブルゴーニュという土地は素晴らしいかもしれない、この土地でしか生まれない力強い個性というのもある。しかし、一部のワインを除いて、本当にのびのびと自由な発想を持ってワイン造りに取り組んでいる造り手は、どれほど存在するのだろうか?」と。

実際、ブルゴーニュワインの世界は構造的に排他的で保守的にならざるを得ません。世界中からこの地で生まれるワインが求められ、そのためワインや畑、ブドウの売り渡し価格は高騰。リスクをとって最良のブドウ栽培を志すとしても、収穫量の減少は即座に大きな経済的ダメージとなるために、何処かで安全策を取らざるをえない。醸造の段階においてもワインの仕上げとなる瓶詰めの段階においても同じく大きな賭けにでるには相当の覚悟か、長年培われた経済的基盤なくしては不可能と言えます。

そうした背景を想像するに、ブルゴーニュの地で極限までブドウの純粋さを追求したワインに出会うこと、さらにはそれを新たにワイン造りを始めたばかりの若手生産者に期待することは不可能なのではと、ある種のあきらめに至っていました。

そして、そのあきらめかけた気持ちを覆し、救ってくれたのが、今回ご紹介するダヴィッド ルフォー。

華やかなコート ドールという舞台ではなくメルキュレという地で、それでもこの土地や畑が驚くべきほどのポテンシャルを備えていて、それをしっかりとワインに表現させることができれば、ここまで明確なメッセージと喜びを飲み手に与えてくれるのだと、心底「はっ」とさせられます。

ブルゴーニュらしい魅力にあふれているのに「個性」が失われておらず、造り手の明確な意思を感じる力ある味わい。飲めば飲むほどに様々な情景や想いが駆け巡り、思わず天を仰いでしまうメッセージの強さ。懐かしいようでいて、似たものが思いつかない不思議な感覚。

2010年からワイン造りを始めた若き挑戦者、ダヴィッド ルフォー。彼の登場でブルゴーニュワインの未来がまたまた面白くなってきました。

「ドメーヌ ルフォー」

■ 経済的にもリスクの取りにくいブルゴーニュでの攻めたワイン造り
■ ピュアなブルゴーニュワインの魅力と自由で奔放な個性の両立
■ 誰からも影響を受けず、自ら感じ取り行き着いた自然なワイン造り
■ 哲学の思索のように、自然の観察からワイン造りの真理を求める姿
■ 才能はワイン造りにとどまらず、家具のアーティストとしても活躍

神に祝福された土地ブルゴーニュ。しかし、この地で自由な発想で純粋なワインを造ろうとすると、意外にも多くの制約にぶつかります。世界中からこの地で生まれるワインが求められ、そのため畑の価格は高騰。リスクをとって最良のブドウ栽培を志すとしても、収穫量の減少は即座に大きな経済的ダメージとなるために、何処かで安全策を取らざるをえない。醸造の段階においてもワインの仕上げとなる瓶詰めの段階においても同じく大きな賭けにでるには相当の覚悟か、長年培われた経済的基盤なくしては不可能と言えます。

フランスが誇る最良のテロワールを持つ産地のひとつであるにも関わらず、ある種の葛藤を抱えた産地でもあります。この経済的なハードルは、当然新規参入する生産者にとってはさらに大きなハードルとなります。そもそも畑の取得も困難で、買いブドウでワインを造るにしてもブドウ一房、ワイン一本すら無駄にできません。この地で、新たにワイン造りを始めた若手生産者が、自然で自由な発想を持って個性を備えた魅力的なワインを生み出すのは並大抵のことではありません。近年のロワール地方やラングドック地方で、若手生産者が次々と生まれ、活躍しているのとは対照的です。

そんなブルゴーニュ地方の南、コート ドール(黄金丘陵)と呼ばれるきらびやかな地域からは少し外れたコート シャロネーズ地区。その中のメルキュレ村を中心とした畑から無垢な志でワイン造りに挑戦する革命的な造り手があらわれました。彼の名前はダヴィッド ルフォー、端正な顔つきが印象的な若き挑戦者です。

彼の醸造所を初めて訪ね、彼のワインを口にした時、様々な想いや感情が全身を駆け巡りました。そのワインが持つ純粋な表現力、そしてブルゴーニュという土地からしか生まれないであろう複雑な個性、しかし自由で奔放な明るいキャラクター。多くのブルゴーニュワインからは感じられなくなってしまっていた魅力が、目の前のワインには詰まっていました。まさにブルゴーニュの本当の魅力を再発見した瞬間だったと言えます。そして疑問が湧いてきます。リスクを取ることが難しいこの地域で、どうしてここまで素直で自由なワインが造れるのだろうと。

畑では化学的な物を使いたくないという彼は、(ボルドー液や硫黄を除く)化学合成農薬や化学肥料を用いません。そして、醸造においても過度の人為的な介入は必要ないという信念の下で、自然酵母による発酵を行い、瓶詰め時の亜硫酸の添加も2011年から行っていません。

この自然なワイン造りのアプローチは誰から学んだのだろう、あるいは誰の影響を受けたのだろうと思い、彼になぜ自然なワイン造りに目覚めたのかと尋ねてみました。すると…

「どこかで突然目覚めたわけというわけではなく、10年ワイン造りを経験するなかで自然とその気付きを得ました。もしかして何も入れなくてもいいのではないか、介入は必要ないのではないかと。」

ブルゴーニュの自然派ワインの造り手であれば、ドミニク ドゥランやプリューレ ロックのアンリ フレデリック ロック、マルセル ラピエールなどからの影響を語る造り手が多い中、とても意外な答えでした。そして、自らその気付きに至った背景には、おそらく彼のそれまでの人生が大きく影響しているように思います。

昔から学ぶ事が大好きだったというダヴィッド ルフォーは、大学では薬学、論理学、そして哲学などを学び、知的好奇心を満たしていました。そしてその際、学費の足しにと選んだアルバイトが、メルキュレ村でのワイン造りのサポートでした。そこでの経験が彼の想いをワイン造りの道へと掻き立てます。そして、ワインの醸造学や地質学を学ぶために哲学を探求する道を離れ、学位を取得します。卒業後は実際的な経験を積むために10年ほどメルキュレの生産者の下で働き、2010年に自らのドメーヌを設立しました。

もともと哲学を志していた彼にとって、自然を観察し、その背景にある真理を求め、深く学び、深く考えるという行為はごく自然なことだったのだと思います。物事の表層にとらわれるのではなく、奥に秘められた真実を求めるという姿勢が、既成概念やしがらみに囚われることのない自由なワイン造りを実現させました。ワイン造りに対して全く無垢な状態であった彼だったからでこそ取れるリスク。そしてその挑戦と冒険があるからこそ表現できるブルゴーニュワインの純粋な魅力。ブルゴーニュの魅力を再発見するのに、彼のワインほど相応しいものはありません。

最後に余談ですが、彼の溢れんばかりの才能はワイン造りにとどまりません。ダヴィッドは、使用しなくなったワインの木樽から職人的かつ芸術的なデザインの棚やテーブルなどの家具を作っています。彼の作品はどれも精巧かつ美しく、その美意識や感性がワイン造りにも発揮されているのだと納得させられます。
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ピノノワール 100%
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軽やかで春〜夏にかけて大活躍しそうな味わいです。