ﾎﾟｲｴｰﾏ[2019] ﾛｰｽﾞｨ･ｴｳｼﾞｪﾆｵ
ﾏﾙﾂｪﾐｰﾉというﾌﾞﾄﾞｳの｢本当の魅力｣を表現しようと経験を重ねてきたｴｳｼﾞｪｰﾆｵ｡多産で果皮は薄く､果汁の多く取れるﾌﾞﾄﾞｳであり､高品質なﾜｲﾝというよりも､量り売りやﾃｰﾌﾞﾙﾜｲﾝに用いられることが多いﾏﾙﾂｪﾐｰﾉ｡
一般的にはあまり可能性を見出されないﾌﾞﾄﾞｳですが､その見えない可能性に気づき､ｴｳｼﾞｪｰﾆｵは栽培から醸造方法まで､徹底的に考え抜いてきました｡ﾀﾝﾆﾝもｱﾝﾄｼｱﾆﾝも少ないﾏﾙﾂｪﾐｰﾉを､徹底した収量制限とｱﾊﾟｯｼﾒﾝﾄ(陰干し)｡凝縮を感じつつもとても軽やかで､他のﾜｲﾝにはない透明感を持った赤｡繊細さとﾊﾞﾗﾝｽ感､細くも非常に長い余韻には､本当に驚かされます｡
2019 はこれまでで最も素晴らしい収穫だった､そう話すｴｳｼﾞｪｰﾆｵ｡収穫までに完熟が難しいﾏﾙﾂｪﾐｰﾉ､一部を約1 ｶ月のｱﾊﾟｯｼﾒﾝﾄ｡単に｢凝縮させ､糖度をあげる｣意図ではなく､収穫してから時間を費やすことで､果実や種子の成熟を意識しているｴｳｼﾞｪｰﾆｵ｡｢ﾏﾙﾂｪﾐｰﾉというﾌﾞﾄﾞｳが持つ青さ｡これは単にﾏｲﾅｽではなくこのﾌﾞﾄﾞｳの個性でもある｡ただ多すぎれば青く嫌味を感じてしまう｡でもそのﾊﾞﾗﾝｽを抑えることが出来れば､凝縮や熟成感の中にもある種のﾌﾚｯｼｭさや果実の印象を残すことが出来る｣､私自身､ｱﾊﾟｯｼﾒﾝﾄと聞くとどうしても過熟や凝縮といったｲﾒｰｼﾞを持ってしまいますが､このﾎﾟｲｴｰﾏを飲んでいただければ､ｴｳｼﾞｪｰﾆｵの表現したいことを感じていただけると思います｡
凝縮感の中にある果実のﾌﾚｯｼｭさ､繊細さや奥行きを映し出したﾏﾙﾂｪﾐｰﾉ｡熟成香にも似た印象とほのかな青み､果実
を連想させる柔らかい酸と飲み心地の良さ｡このなんとも言えないﾊﾞﾗﾝｽ感､､､まさにｱﾆｰｿﾞｽやｴｾﾞｼﾞｪｽﾞｨと同様の｢一体感･ﾊﾞﾗﾝｽ感｣､をもったﾜｲﾝだと感じます｡ようやく
ｴｳｼﾞｪｰﾆｵ的にも完成を迎えたﾎﾟｲｴｰﾏ､ﾌﾚｯｼｭさと熟成､きめ細やかさのﾊﾞﾗﾝｽが素晴らしい｡重いけど重くない｡軽やかさと複雑さ､ﾏﾙﾂｪﾐｰﾉの個性を上質極まりなく表現した､まさに唯一無二のﾏﾙﾂｪﾐｰﾉであることに間違いありません!次の目標であったﾎﾟｲｴｰﾏにも､いよいよ完成形が見えてきました!
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ﾏﾙﾂｪﾐｰﾉ樹齢10〜35年｡ｾﾒﾝﾄﾀﾝｸで1か月ﾏｾﾚｰｼｮﾝ｡野生酵母による発酵を行う｡圧搾後750Lの木樽にて1年間熟成｡醸造過程ではSO2完全無添加､ﾉﾝﾌｨﾙﾀｰでﾎﾞﾄﾘﾝｸﾞし､1年後にﾘﾘｰｽされる｡(輸入元資料)
| 商品名 | Poiema 2015 / Rosi Eugenio |
|---|---|
| 容量 | 750ml |
| 国/地域 | ｲﾀﾘｱ/ﾄﾚﾝﾃｨｰﾉ |
| ﾀｲﾌﾟ | 赤･辛口 |
| ﾌﾞﾄﾞｳ品種 | ﾏﾙﾂｪﾐｰﾉ ｼﾞｪﾝﾃｨｰﾚ |
5,742 円(税込)
52 pt付き
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